『デジタル遺品』も忘れないで下さい!

皆さん、こんにちは。

 

 

家族葬・納骨堂・法要

広島県広島市のご供養専門の施設

ぎおん浄廟(じょうびょう)の竹谷(たけたに)です。

 

 

先日、ぎおん浄廟で

お葬儀をされた喪主様から

こんなご相談がありました。

 

 

「故人が契約していた

プロバイダを解約したいが、

どうしたら良いですか?」

 

 

プロバイダとは、

インターネットを

接続している会社のことで

 

 

故人様が契約しており、

喪主様は契約会社が分からず

困っていらっしゃいました。

 

 

以前、故人の思い出がつまった品を

「お焚きあげ」して供養させていただくことを

ブログで御紹介致しましたが

“ 物 ” としては捨てられません

 

 

この喪主様の様に

パソコンや携帯

ネットの各種サービス等

 

 

デジタル時代の新しい遺品である

『デジタル遺品』をどうするか?

が、新たな問題になっています。

 

 

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今回、喪主様は

ご自身でパスワードを開き

無事、解約が出来たのですが

 

 

本来、パスワードやIDは

本人しか知らない

 

 

何も聞かされていない場合

データの削除やサービスの停止は

非常に困難です。

 

 

NHKや情報番組でも

特集を組まれるほど

社会問題になっています。

 

 

20150526_01

 

 

パソコンの中には、

写真や個人情報も

たくさん入っていますし

 

 

ネットバンクや証券売買など

知らない遺産が残っていて

相続問題になる方もいるようです。

 

 

この問題に対しての

解決策としては、

 

 

データを取りだす専門業者

データを自動で削除してくれる

クラウドサービス等が存在します。

 

 

専門業者に依頼した場合、

媒体やデータ容量、状態によって

5,000円~数十万と価格は変動し、

 

 

クラウドサービスは提供しているサイトの

指定葬儀社を使用しなくてはいけなかったり

使用しない場合は手数料が必要になります。

 

 

他には、指定した日時に

自動的にパソコン内のデータを

削除してくれるソフトなどがあるようです。

 

 

ただし、あくまで

これらの解決策は

事後的な方法です。

 

 

生前に家族が

何も聞かされていない為に

起こってしまった問題です。

 

 

まずは、『デジタル遺品』について

亡くなった後、どう処理して欲しいのか

家族にしっかり話しておくことが大切です。

 

 

また、託されたご遺族の方も

『デジタル遺品』も大切な故人の遺品ですので

放置せずにちゃんと処理してあげて下さい。

 

 

それでは、また。

 


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