皆さん、こんにちは。
家族葬・納骨堂・法要
広島県広島市のご供養専門の施設
ぎおん浄廟(じょうびょう)の竹谷(たけたに)です。
先日、ぎおん浄廟で
お葬儀をされた喪主様から
こんなご相談がありました。
「故人が契約していた
プロバイダを解約したいが、
どうしたら良いですか?」
プロバイダとは、
インターネットを
接続している会社のことで
故人様が契約しており、
喪主様は契約会社が分からず
困っていらっしゃいました。
以前、故人の思い出がつまった品を
「お焚きあげ」して供養させていただくことを
ブログで御紹介致しましたが
この喪主様の様に
パソコンや携帯
ネットの各種サービス等
デジタル時代の新しい遺品である
『デジタル遺品』をどうするか?
が、新たな問題になっています。
今回、喪主様は
ご自身でパスワードを開き
無事、解約が出来たのですが
本来、パスワードやIDは
本人しか知らない為
何も聞かされていない場合
データの削除やサービスの停止は
非常に困難です。
NHKや情報番組でも
特集を組まれるほど
社会問題になっています。
パソコンの中には、
写真や個人情報も
たくさん入っていますし
ネットバンクや証券売買など
知らない遺産が残っていて
相続問題になる方もいるようです。
この問題に対しての
解決策としては、
データを取りだす専門業者や
データを自動で削除してくれる
クラウドサービス等が存在します。
専門業者に依頼した場合、
媒体やデータ容量、状態によって
5,000円~数十万と価格は変動し、
クラウドサービスは提供しているサイトの
指定葬儀社を使用しなくてはいけなかったり
使用しない場合は手数料が必要になります。
他には、指定した日時に
自動的にパソコン内のデータを
削除してくれるソフトなどがあるようです。
ただし、あくまで
これらの解決策は
事後的な方法です。
生前に家族が
何も聞かされていない為に
起こってしまった問題です。
まずは、『デジタル遺品』について
亡くなった後、どう処理して欲しいのか
家族にしっかり話しておくことが大切です。
また、託されたご遺族の方も
『デジタル遺品』も大切な故人の遺品ですので
放置せずにちゃんと処理してあげて下さい。
それでは、また。
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