皆さん、こんにちは。
家族葬・納骨堂・法要
広島県広島市のご供養専門の施設
ぎおん浄廟(じょうびょう)の竹谷(たけたに)です。
皆さんは『合掌』の意味を
ご存知でしょうか
『合掌』は、その対象によって
意味が色々あると言われます。
・御本尊に対しては「信心」を表し
・両親に対しては「孝養」(親孝行をすること)を表し
・お互いに合掌し合えば「和合」を表し
・目上の人間に対しては「敬愛」(敬いの心、親しみの心)を表し
・物事に対しては「感謝」を表します
御本尊に対してこそ誠の合掌ですが、
家族、友人、知人、他人に対して
『合掌』をする心というのは、
他を想い
他の幸せを願い
困っている人を救わずにはいられない
すなわち「慈悲」と「思いやり」の心を持つということです。
天台宗の祖である
伝教大師最澄様の言葉に
忘己利他(もうこりた)
『 己を忘れて 他を利する 』
と言う言葉があります。
「自分のことは後にして、まず人に喜んでいただくことをする。
それは仏様の行いで、そこに幸せがあるのだ」
と言う教えです。
つまり、
「我欲が先に立つような生活からは幸せは生まれない」
ということになります。
『合掌』の心を忘れれば、
いつしか他人を思いやる心を忘れ
結果、幸せは生まれない
ということではないでしょうか。
少子化や核家族化に伴い
お墓が無い、仏壇が無い家庭が増え
『合掌』をする機会が失われています。
特に子供達は
親の背中を見て
多くの事を学んでいきます。
簡単に人を傷付けたり
無差別テロが起きるような
時代だからこそ
まずは我々大人が
子供達の手本として
『合掌』をすることで
他人を思いやる心を
持ち続けたいものです。
それでは、また。
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