「葬儀」も「収骨」も、やり直しはできません!

皆さん、こんにちは。

 

 

家族葬・納骨堂・法要

広島県広島市のご供養専門の施設

ぎおん浄廟(じょうびょう)の竹谷(たけたに)です。

 

 

本日納骨されたお客様と

お話ししていて、考えさせられた

ことをブログに書きたいと思います。

 

 

その方は、結婚されておらず

お子さんもいない為

生前に御契約いただいており

 

 

出骨投稿に使用

 

 

本日は妹さんご夫婦が

納骨に来館されました。

 

 

菩提寺が無い方でしたので

ぎおん浄廟からお寺様を

お手配させていただきまして

 

 

納骨壇の前でお経を読んでいただき

無事納骨も終わりお帰りになります。

 

 

お見送りの際に少し

お話しをさせていただきました。

 

 

「葬儀ではお寺を呼べなかったから

お経を読んでもらえて良かった。」

 

 

えっ・・・?

 

 

どうやら葬儀の際は

お寺さんを呼びたかったのに

呼べなかった?ようなのです。

 

 

今回納骨された本人さんは

福祉葬で葬儀をされたようでした。

 

 

確かに福祉葬では

お寺様のお布施や祭壇代・食事代

などは含まれません。

 

 

しかし、当家の負担にはなりますが

お寺様を呼んではいけない

訳ではありません。

 

 

それすらも妹さんは知りませんでした。

 

 

お骨壺は納骨可能なサイズが分からず

「一番小さいサイズ」と伝えたところ

 

 

分骨用のお骨壺(7㎝×7㎝)で

収骨されていました。

 

 

もちろん通常のお骨壺(15㎝×15㎝)で

納骨していただけるのですが

 

 

事前の確認もなく

お骨を拾う事はもう出来ません。

 

 

以前、アメブロで

☛最近「ゼロ葬」って言う言葉が使われていますが・・・

というブログを掲載しました。

 

 

金銭的な理由でお寺様を呼べない

人数が少ないからシンプルに逝きたい

出来るだけ安くして欲しい

 

 

確かにこういったお声を

お伺いすることは増えて参りました。

 

 

無宗教の方もいらっしゃいますし、

お経を読んでいただかない方も

いらっしゃいます。

 

 

しかしお経を読んでもらいたかったのに

お寺様を呼べなかった

 

 

お骨を拾いたかったのに

拾えなかった

 

 

これは葬儀のプロである葬儀社の

責任だと思います。

 

 

私たちの役割とは

悲しみの中にいるご当家の

 

 

不安や希望をお伺いし

不安は取り除き

希望を形にする提案をする

 

 

そして一度しかない

大切な人とのお別れを

悔いのないようしていただく

 

 

その為にしっかりとお話しを聞く事と

ご希望を形にする為に日々勉強することが

大切です。

 

 

業界の人間として申し訳ない

気持ちでしたが

 

 

本日お勤めいただいたお寺様が

ご当家の事情を聞かれたようで

 

 

普段の倍近くお経を読んで

いただけたことが

 

 

故人も遺族も喜んでいただけたと

感じた嬉しい出来事でした。

 

 

それではまた。


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