葬送支援業務等委託契約について

皆様にはいつもお世話になっております。 約1年ぶりに筆を執りました。 今更ながら、この仕事の責任の重さを自覚し、 その事にあらためて感謝したことがありましたので 皆様にお伝えさせてもらいます。

昨年の今頃のことです。 ある病院の職員さんから、資料請求の電話をいただ きました。お話を聞かせていただくと、葬儀と納骨 について資料を送って欲しいとのことで、入院中の 患者さんからの要望だということでした。 早速準備をして郵送させていただきました。

それから約1年がたちました。 3月13日のことです。 上記病院の職員さんから1年ぶりにお電話をいただ きました。内容は「葬送支援業務等委託契約を行い たい」ということでした。早速お話をさせていただ きますということで、翌日訪問させていただくこと になりました。

3月14日の14:00に訪問させていただきました。 職員さんに正面玄関でお会いし、病室までご同行いた だきました。患者さんについて、資料請求をいただい た時から、自分の中で勝手に身寄りのないお年寄りの 方だと想像しておりました。

ナースステーション横の待合スペースで、職員さんは 立ち止まりました。電動を含め数人の車椅子の患者さん がいらっしゃいました。職員さんがおっしゃいました。 「実は筋ジストロフィーの患者さんです。一年かけて 決心されたようです。」

この時、あらためて私達の任務の重大さに気付かされ たと同時に、ご自分の葬送に関して私共に声をかけて いただいたことに大変感謝いたしました。

ご本人とお話をさせていただきました。すごくシャイな 方で、職員さんにフォローしていただきながら、私共の 思いを精一杯お伝えいたしました。ご本人も、お体が不 自由で、お話しすることも大変なのですが、一生懸命に 対応して下さいました。

細かいお話もさせていただき、契約に向けてお話がまと まり、退席させていただく際に、患者さんは打ち合わせ した部屋から外まで送ってくれました。そして「有難う ございました」と何度も何度も感謝の気持ちを伝えてい ただきました。この業務の尊さと患者さんの思いを感じ ながら、帰路につきました。

後日、契約に向けて最後の打ち合わせのため、再訪問さ せていただいたのですが、その際に職員さんから前回訪 問させていただいた後のお話を聞きました。 「前回来ていただき、ある程度自分の中で気持ちの整理 がついたのでしょうね。患者さんは以降非常に落ち着き ました。今後このようなケースはたくさん出てくると思 いますので、ぎおん浄廟さんに相談させていただきます。 それにしても、この業務をよく確立されましたね。非常 に時代に合ったタイムリーなことをされてますね。」と、 葬送支援業務等委託契約に関して、良い評価をいただき ました。

有難いですね。皆さんに感謝です。ご契約いただいてい る皆様、またこれからご契約いただく皆様、この業務を 立ち上げる際に協力してもらった顧問弁護士をはじめ、 業務を受けていただいた弁護士法人の皆様、弁護士と一 緒に知恵をかしていただいた税理士の皆様、弊社のスタ ッフ。皆々様に感謝です。

長くなるので、契約の際の話は次回させていただきます。 担当の弁護士さんがいいお仕事をされました。今の時代 決していい弁護士さんばかりじゃありませんね。一緒に 業務に取り組む弁護士さんが、優秀で善良な弁護士さん で本当に良かったです。次回はそういう思いもかこうと 考えています。


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