ぎおん浄廟の海洋散骨

いつもブログをご覧いただき有難うございます。
ぎおん浄廟ではこの時期4月、5月くらいから、海洋散骨のお問い合わせ、お申し込みが増えてまいります。
故人様が海のお好きだった方や、海に特別の思い入れのある方、皆様それぞれの思いで当館にお問い合わせいただいています。
海洋散骨の認知度は高くなってきていますが、実際に行うとなると不安が生じるものだと思います。
しかしながら、散骨をされたご遺族様に共通しているのは、散骨の前、船に乗り込む前には顔に不安の色が浮かんでいた方でも、散骨が終わり帰港するころになると「海に還してあげてよかった。」「海にきてよかった。」と一様におっしゃってくださいます。この一言は心の深いところから発せられたお言葉だと思います。ただ単に、ご遺族さまが海にきて気持ちが晴れたというだけでなく、少し大げさな表現かもしれませんが、海という大自然の懐に還してあげることができた。という安堵感をご自分で実感されたということもあるのではないかと思います。そんな時、私たちも、ご遺族さまのお気持ちが少しでも晴れるお手伝いができたことに感謝と喜びを感じます。

実際の散骨は、当館で事前にお骨を細かいパウダー状に加工しておき、散骨当日は水溶性の和紙に包んで海に還します。お花や、生前お好きだったお酒なども一緒に海に流します。
その後、散骨したポイントを中心に船がゆっくりと汽笛を鳴らしながら周回するのですが、海面にたゆたう花々とともに、とても印象的で、深く心に刻まれる情景です。
詳しくは当ホームページの「海洋散骨・海上セレモニー」のページをご覧ください。

最後までお読みいただき感謝です。


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