小さくて大きな思いやり

いつもブログをご覧いただき有難うございます。

毎日、多くのお参りの方に接する中で、つい先日、心がほっとするようなシーンに出会いました。
ぎおん浄廟では、1階のエントランスホールでお花やお供えを販売しているのですが、
その日、おばあ様と、お母様、そして4、5歳くらいのかわいらしい女のお子様が
お参りに来館されました。傍目に見ても、とても仲の良い親子3世代にみえました。

玄関の自動ドアが開くやいなや、その女の子がまっすぐお供えもののコーナーに駆け足で入ってきました。
そして、お供えものの前にしゃがみこむと「おじいちゃんこれすきかなぁ、それともこっちがいいかなぁ」と、いっしょうけんめいに選んでいました。その子のおじい様のお参りに来られたようです。
やっと納得いくものが決まり、おじい様の納骨壇にむかう小さな後姿を見送らせていただきながら、こちらまで心があたたかくなりました。と同時に、自分は墓参のとき、この子のように心でお参りしているだろうかと反省しきりでした。

感謝。


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