遠隔死亡診断 年度内にも開始・・・

皆さん、こんにちは。

 

 

家族葬・納骨堂・法要

広島県広島市のご供養専門の施設

ぎおん浄廟(じょうびょう)の梶川(かじかわ)です。

 

 

9月21日に厚生労働省から

次のような指針がありました

 

情報通信機器(ICT)を用いた死亡診断等の取扱いについて

 

 

要約すると

自宅や介護施設で亡くなった方の所へ

医師がすぐに駆けつける事が出来ない場合

 

 

スマートフォンやタブレット型の

テレビ電話等の情報通信技術(ICT)を使い

看護師を通じ診断

 

 

死亡が認められれば

看護師が死亡診断書をその場で代筆する

 

 

年度内にも看護師向けの研修が始まり

年度内にも実施の方向で・・・というもの

 

 

私が、『葬儀』に携わらせていただいた

この20年を振り返ると

 

 

亡くなる場所は

やはり、『大きな病院』が多いの

ですが

 

 

ここ10年来は

『介護施設』『自宅』への

お迎えも増えてきています

 

 

その一因としては

『終活』の認知度が上がり

自分の『最後』を考え・行動しながら

 

 

『自分の最後の治療はこうして欲しい』

『自分の最後はここで迎えたい』

『葬儀の形はこれを希望する』

 

 

自分の行く末を

自分で決め

 

 

その意思を周りの

家族や医師に伝える方が

増えてきているからです

 

2025年

『団塊の世代』の方々が

75歳を迎える時期

 

 

自宅などの

『希望する場所での最後』

さらに増える見込みです

 

 

この現状を踏まえての

『遠隔死亡診断』へのガイドライン策定で

ある事を切に願います

 

 

あるご遺族の方が棺の前で

ぽつりと言われた『ひとこと』

 

『病院からは次の病院を探して、

介護施設は今空いていないと言われ

しかたなく家で最後を迎えた』

 

 

また 長年地域で診療に当たられている

開業医の先生の『ひとこと』

 

 

『病院での診療と自宅への往診の両立が

難しくなってきた』

 

 

このような

在宅介護・診療や往診の厳しい現状も

考慮しつつ

 

 

単なる

『機械的・効率的・事務的』な取り組みではなく

 

 

『人と人とのつながりあるあたたかな雰囲気』

『安心して暮らせる為の技術の活用』

『本人・家族・医師・看護師それぞれの方の負担軽減』

 

 

バランスのとれたものとなる様

期待します。

 

 

『死亡診断書』

故人にとっては、『生きてきた証』であり

最後の『公的書類』

 

 

残された遺族にとっては、『故人の希望を実行する』

最初の『死亡届書類』

 

お互いにとって

とても大切な書類ですから・・・

 

 

それではまた


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