妻と歩いた山々~紅葉の季節に~

皆さん、こんにちは。

 

 

家族葬・納骨堂・法要

広島県広島市のご供養専門の施設

ぎおん浄廟(じょうびょう)の梶川(かじかわ)です。

 

 

先日

70代奥様を亡くされた

喪主の旦那様

 

 

霊柩車が東区

牛田山~二葉山の下を

通る頃

 

 

『よく 一緒に歩いたなぁ』と

しみじみお話しが始まりました

 

 

出会いは30年前

旦那様が行きつけの食堂で

奥様がアルバイトをされており

 

いろいろ話をしてるうちに

一緒に生活するようになった事

 

 

それから

山登りが好きな旦那様と

奥様も一緒に歩く様になった事

 

奥様 20年前から

闘病生活が始まるも

二人して支えあい

 

 

広島県内の山々を

200回以上歩いた事

 

 

遺影写真は

2年前の春 頂上での

ワンシーン

『親族一同、みな喜んでくれたよ』

 

これまで 共に歩んだ人生を

山登りと重ねられ

 

 

心に響く

お話しを聞かせていただきました

 

 

通夜の晩には

この遺影写真をご覧になった

お寺様が

 

 

『山より大きな猪は出ぬ』

ことわざを引用され

 

 

この世での人生を

山にたとえるなら

 

 

日々 起こってきた

腹の立つ事

嫌な事

悩んだ事

 

 

そのすべては

広大な山の中に住む

猪の大きさにしかならない

 

 

あの時は

ああすればよかった

こうすればよかったと思わず

 

 

あの時々は

共に支え 支えられながら

共に過ごしてきたんだなぁ・・・と思う事

 

 

今生(こんじょう)では別れとはなりますが

往生(おうじょう) つまり

仏の世界に生まれた日でもあるのです・・・

 

 

喪主様が何度もうなずく後姿

とても印象に残っております

 

 

火葬場でのお見送りの際

『今日からは、一人分の料理作るわ

明日からは、説明を聞いた通り

手続きで区役所やら年金事務所回り。

49日の頃、ぎおん浄廟に納骨に行くわ。

その時はよろしく・・・』

 

しっかり送られた

喪主の旦那様から

 

 

これまで支え・支えられた奥様へ

『供養するよ』の想い

聞かせていただきました

 

 

後日

ご納骨の連絡を

お待ちしております

 

 

それではまた


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