供養・処分・遺棄~言葉からくる現実~

皆さん、こんにちは。

 

 

家族葬・納骨堂・法要

広島県広島市のご供養専門の施設

ぎおん浄廟(じょうびょう)の梶川(かじかわ)です。

 

 

先日のTV番組の中で

テロップが流れるたびに

 

 

『このままでいいのだろうか?』

『困っている方々すべてに会う縁はないか』

 

 

こんな事を思い、考えながら

見ていました

 

テロップ①

供養(くよう)・・・亡くなった方を想い・敬い、冥福を祈ること。

 

 

人類が誕生し

喜怒哀楽の感情が芽生えた

遠い時代から

 

 

亡くなった方を様々な方法で

敬い・弔ってきた風習

 

ぎおん浄廟の20年を

見ても

 

 

納骨壇から始まり

合祀(ごうし)・蒼天祀(そうてんし)

海洋散骨(かいようさんこつ)

 

時代の流れや

皆様のご要望で

 

 

供養の形や方法

多種多様になってきました

 

 

テロップ②

処分(しょぶん)・・・不要な物などを捨てたり,他に売り払ったりすること。

 

 

ある自治体の遺骨保管場所

棚が一杯になり500体分の遺骨処分

 

母が高齢で施設に入居

帰らない実家の処分

 

 

それと同時に先に亡くなった父の遺骨が

仏壇下から出てきて処分

 

 

火葬場などでの残骨を集め

金属等を取り除いた遺骨

 

 

溶解炉にて石のような

固体となり処分

 

さまざまな理由で

遺骨が、『不要な物・困った物』

なっている現実

 

 

テロップ③

遺棄(いき)・・・捨てて顧みないこと。置き去りにすること。

 

 

お店の商品棚に

骨壺を遺棄

 

 

高速道路のサービスエリアに

骨壺を遺棄

 

 

コインロッカーに

骨壺を遺棄

 

 

スーパーのトイレに

遺骨を流す(遺棄

 

この場合、遺棄した者が

特定されれば

 

 

刑法 第百九十条

死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、

又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。

 

 

犯罪となる行為となりますが

この5年間で警察に届けられた

骨壺の数、実に400件を超え

 

 

届けられていない数は推測ですが

これ以上になる現実

 

私が供養に携わり

はや20年

 

 

遺骨は供養されるのが

当たり前の当時

 

 

まさか遺骨が

『処分』や『遺棄』の言葉とともに

語られ

 

 

亡き人の最後の証し

残された者にとって

『不要な物・困った物』になるとは

思ってもおりませんでした

 

私の駆け出しの頃

先輩からよく言われた言葉

 

 

『プロの領域はプロに聞き そして学べ』

つまり、分からない事・答えられない事は

知ったかぶりでしゃべるな

 

 

あやふやな情報でご遺族を

さらに不安にさせるから

 

 

今 『供養に関するプロ』

ならせていただいている身

 

 

どうかこの流れ

食い止め・変える為に

 

 

連絡・相談

ぜひ 考え 動いてみてください

お待ちしております

 

それではまた


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