皆さん、こんにちは。
家族葬・納骨堂・法要
広島県広島市のご供養専門の施設
ぎおん浄廟(じょうびょう)の竹谷(たけたに)です。
大切な方が亡くなった時・・・
その「死」を悲しみ
ご遺体を火葬・埋葬し
追悼される為の儀式のことを
『お葬儀』と言います。
『お葬儀』はなぜするのか?
人が亡くなった時に
お葬儀をするのが
当たり前のことのようですが
お葬儀に携わる人間の
教科書的な存在である
葬儀概論によりますと
お葬儀には
5つの役割があると
言われています。
①社会的役割
人は社会の中で生きており
社会も死を受け入れる必要があります。
会社や近所の方々に訃報をお伝えし
お別れに来ていただいたり
死亡届けや相続等の手続きも
社会的役割となります。
②物理的役割
ご遺体をそのままにしておけば腐敗が進みます。
亡くなった方の尊厳を守る為にも
火葬・埋葬しなくてはなりません。
ただし、見える形での最後のお別れとなる行為であり
単なる物理的な役割とは言えません。
③文化・宗教的役割
宗教的な儀式のことであり
お葬儀の中心ともいうべき役割です。
お寺様にお越しいただき
お経を一緒にお読みになり
亡くなった方の安らかな旅立ちと
あの世での幸せを祈ると同時に
霊をあの世へと送りだします。
④心理的役割
大切な方が亡くなった衝撃と悲しみは
深刻な心の痛みを生じさせます。
お葬儀とは、表面的にお経を読み、火葬するのではなく
この心の悲しみの上で成り立っています。
悲しみを癒す為には、長い時間が必要です。
ご逝去からお通夜・お葬儀・その後の喪に至る期間で
少しずつ悲しみを癒していく必要があります。
この心の悲しみを癒す行為・工程のことは
グリーフワークとも言われています。
⑤社会心理的役割
人が亡くなる事で周囲の人間には
さまざまな感情が起こります。
祟りを招くと恐れられたり
ご遺体が腐敗することへ恐怖感を抱いたりします。
こうした感情を緩和する為にも
弔いの儀式が必要とされてきました。
以上の5つが
お葬儀を執り行う
理由と言われていますが
この他にも
命の大切さを教えてくれる場所
薄くなってしまった
お身内やお寺様、ご近所さんとの
ご縁を再び結び直してくれることも
お葬儀の役割と言えると思います。
少子高齢化・核家族化を背景に
ご近所さんや会社関係とのご縁も薄くなり
家族葬が現代社会の主流だと思いますが
今一度、お葬儀はなぜするのか
お葬儀の役割は何なのかの原点を思い返し
皆様が安心して旅立ちを終える事が出来るような
ご供養のお手伝いをさせていただきたいと思います。
それではまた。
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