『湯灌』”最後にお風呂に入れてあげたい”

皆さん、こんにちは。

 

 

家族葬・納骨堂・法要

広島県広島市のご供養専門の施設

ぎおん浄廟(じょうびょう)の竹谷(たけたに)です。

 

 

故人様の身支度について

以前にも二度ほど

書かせていただきましたが

 

 

『旅立ちの際の身支度はどうされますか?』

『新世代の死装束に注目です』

 

 

 

 

先日、お葬儀の事前相談を

させていただいた際に

 

 

たまたま同じ日に、別々の方から

『湯灌(ゆかん)』についてのご質問をいただきました。

 

 

 

 

『湯灌』とは

お亡くなりになった方にとっての

最後のお風呂になります。

 

 

最初に相談に来られた方からは

 

「入院生活が長くて、1ヶ月に1回ぐらいしか

お風呂に入れないので、最後にお風呂に入れてあげたい」

 

 

次のご相談の方からは

 

「お風呂が好きだった人だから

最後にもう一度お風呂に入れてあげたい」

 

 

 

 

どちらの方からも

最後の身支度として

綺麗にしてあげるだけでなく

 

 

お風呂に入れてあげたい

という強い希望を感じました。

 

 

ぎおん浄廟では

湯灌専用特殊車両を使用しました

「美粧湯灌」がございます。

 

 

 

 

以前のブログ(旅立ちの際の身支度はどうされますか?)

でご案内致しました「美粧納棺」だけではなく

 

 

専用の車両専門の美粧納棺師による

「美粧湯灌」によって

 

 

最後にお風呂に入れてあげたいと言う

ご希望を叶えて差し上げれると思い

ご案内させていただきました。

 

 

 

 

広島は市営火葬場の設備も充実しており

火葬場が空いていないというケースも少ない為

 

 

お亡くなりになってから

火葬されるまでのお時間が早い地域です。

 

 

亡くなって24時間経過しないと火葬出来ない

法律で決まってはおりますが

 

 

早い方ですと朝方亡くなられて

次の日の朝にはお葬儀を終わられて火葬されます。

 

 

 

 

最後の身支度を整えて差し上げるだけでしたら

「美粧納棺」だけでも十分可能ではあります。

 

 

しかしながら、今回ご相談された方の様に

身支度を整えるという「結果」ではなく

 

 

大好きだったお風呂に入れてあげて

気持ち良く旅立ってもらいたいという「想い」

がお葬儀には大切だと思いました。

 

 

 

 

我々の仕事は

経験と知識を生かし

 

 

旅立ちを迎え

送られる方も送る方も

 

 

安心して旅立ちを終えることが出来るように

想いを形にして差し上げる事だと思いました。

 

 

それではまた。


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