四苦八苦~仏教語としての意味~

皆さん、こんにちは。

 

 

家族葬・納骨堂・法要

広島県広島市のご供養専門の施設

ぎおん浄廟(じょうびょう)の梶川(かじかわ)です。

 

 

『四苦八苦(しくはっく)』とは

大変な苦しみ

非常に苦労する事

 

 

言葉として調べると

こんな意味が出てきますが

 

 

仏教語の中に出てくる

意味は少し違います

 

 

四苦(しく)

(しょう)・・・生きること

(ろう)・・・・老いること

(びょう)・・病気になること

(し)・・・・・死んでいくこと

 

 

人として逃れる事ができない

四つの苦しみ

 

 

これに

求不得苦(ぐふとくく)

欲しい物が手に入らないこと

 

怨憎会苦(おんぞうえく)

恨みや憎しみを持ってしまう人に会うこと

 

 

五蘊盛苦(ごうんじょうく)

心身が不安定なこと

 

愛別離苦(あいべつりく)

親・子・祖父母・友人 どんな人とも

いつかは別れが来ること

 

 

人の心にふりかかる

四つの苦しみ

 

 

これで八苦(はっく)と

なります。

 

 

お葬儀の中では

愛別離苦 に出会います

 

 

お父さんが亡くなった娘さん

『もっと素直に話しができてれば・・・』

 

 

おじいちゃんを送るお孫さん

『僕の結婚式を見て欲しかった』

 

 

恩師を送るお弟子さん

『もっと、もっと背中を見て盗みたかった』

 

 

棺の中には

大好きだったカープのユニフォーム

 

 

普段は書かないお手紙を

通夜の晩 書かれ

 

 

そっと胸に差し込まれる場面

 

 

しっかりと故人を想い

しっかりと泣き・送る

 

 

そんな最後のセレモニー

葬送儀礼(そうそうぎれい)

 

 

私 今年で

50歳を迎えます

 

 

論語にある

『五十にして天命を知る』

 

 

なんとなく自分の

使命(しめい)が見えてきた

今日この頃

 

 

故人にとって

残されたご遺族にとって

 

 

最高の送り方を

一期一会で創り上げていきます

 

 

それではまた


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